肩甲上腕リズム

 

肩関節外転・屈曲の正常可動域は180度

ただし、肩甲上腕関節のみでは120度までしか上がらない。肩甲胸郭関節が60度上方回旋し、180度の可動域がとれる

この比率が2:1の関係になりこれを肩甲上腕リズムと呼ぶ

例えば外転角度が90度の場合

肩甲上腕関節が60度 肩甲胸郭関節上方回旋30度(2:1)となる

 

備考

上腕関節が90度より外転する場合は外旋しながら外転する

→上腕肩が肩峰にぶつからないように

 

上方回旋60度の内訳

肩鎖関節 30度 上方回旋

胸鎖関節 30度 挙上

 

補足・プラスαで知っておいたほうがいいことあ」ばFBでコメントで教えてください!

よろしくお願いします

股関節の動き

屈曲

腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)

大腿直筋

縫工筋(内側)

大腿筋膜張筋(外側)

腸けい靭帯

 

伸展

大臀筋

中臀筋

大内転筋

半腱様筋

半膜様筋

大腿二頭筋

 

外転

中臀筋

小臀筋

大腿筋膜張筋

腸けい靭帯

 

内転

長内転筋

大内転筋

薄筋

短内転筋

恥骨筋

 

外旋

大臀筋

【梨状筋

上双子筋

内閉鎖筋

下双子筋

外閉鎖筋

大腿方形筋】深層外旋六筋

本日のセッション

「齋藤さん」

年末まではうつ伏せ体幹→上司側臥位でストレッチしていたが、年明けから順番を逆に。

側臥位で触れた筋肉がより緩んで体幹ストレッチがやりやすくなった。齋藤さん自身も「より深いところまで触れてもらってる気がする」とのお声をいただいた。

 

課題として左の肩甲骨。10月から担当させていただいているが左肩甲骨はいっさい指が入らなかった状態。現在は指は少し入り第一関節がもう少しで到達というところ。

体幹ストレッチを取り入れてから調子が良さそうなので継続して行っていく。

棘下筋が特に硬さが強く本人も痛いと言っていたので、毎回取り入れつつトレーニングのしやすさや身体の状態を毎度確認していく。

11/12 研修

 

実施内容

体幹ストレッチ

 

<再確認>

仰向けの手技は短縮している腹直筋をゆるめて胸式呼吸を促せるようにすること。

また猫背の方は短縮緊張傾向があるので姿勢改善にも。相反抑制で後で行う起立筋等の筋肉も触れやすくなる。

腹直筋筋腹のトリガー→腹斜筋と腹直筋の隙間を作るように外側から→腹直筋起始部の肋骨から剥がすように指圧(この時外側からスライドするようにするが、皮膚が動かないようにほんの少し。動かしすぎないように。)→横隔膜肋骨に沿って

<FB>

最長筋、腸肋筋の触れ方。

胸椎12番から3番くらい(肩甲骨上角)まで向かって上がっていく

スプリングで固さの確認、クライアントが気になる部分と押し返しがあまりない固くなっている部分を長めに行い胸椎の動きを出す。

四肢)特に腸肋筋はまだ角度が安定していないので外側からあそびをとって自分が思ってるより角度は浅めに。

 

起立筋をまずはしっかり角度と体重乗せてポイント捉えて触れらように練習していきます。

 

<次回目標>

股関節の動きに対して働く筋を覚える

屈曲→

伸展→

外転→

内転→

外旋→

内旋→

 

<FBして頂きたい内容>

 

前回青島さんからいただいた股関節のポジション制限因子に関してはまだ調べきれていないので、こちらも宿題にさせてください。

11/6 研修

実施内容

体幹ストレッチ

・確認テスト

 

 

[青島さんFB]

圧の強さが基本強い。トリガーを探すときは弱め、トリガーに対しては少し圧を強めつつ持続圧最大30秒

トリガーポイントとそうでない部分の時間のかけ方の区別。全て均一にやっていると時間内に終わらない。→一個の手技が長くなり結果トータルタイムも伸びる

下肢、上肢の研修時から時間のかけ方は課題であり、やるべきところを探さないとここは変化しない

 

[神戸さんFB]

現状、時間オーバーと効果の実感も薄かった。

ローカルチェックとパッシブでどこを主に行うと良いのかを見立てる。

見立てられなくても、触っていった時にどこがメジャーポイントとなる部分なのか探せるようになること。

→時間内に最大限の効果を出せる

 

 

f:id:yusukejack46:20211106085954j:image

神戸さんと思考整理を行い、『メジャーポイントを見定める』事を目的とし自分の思考を掘り下げ、目標設定を行いました。目標は「一週間で7つの筋肉の機能を覚える」

金曜日の研修で覚えた内容のチェックをしてもらうようにします。

 

<調べた事>

股関節の適正可動域

屈曲:125°

伸展:15°

外転:45°

内転:20°

外旋45°

内旋45°

膝伸展位での股関節屈曲

自動:90°

他動:120°

膝屈曲位での股関節屈曲(ハムストリング弛緩)

自動:120°

他動:140°

 

<FB頂きたい内容について>

上記の適正可動域について、ネット、教科書など何個か比較しながら記載しましたが、正確さがわからないので、訂正があれば教えていただきたいです!

また、「目標設定」について取り組んでいることがあればその目的と、目標をどのような期間と頻度で設定しますか?

僕自身は、

目的:ストレッチでのメジャーポイントを見立てる

→解剖学の知識が必要

目標:解剖学の知識をつけるために筋肉の機能を1週間で7個覚える

 

お時間ある時にコメントで教えてください!

 

 

10/22 研修

実施内容

体幹ストレッチ

 

現状課題

座位での流れがまだ曖昧になってしまっているので、再度確認。

筋肉の起始停止、付着位置など詰め込みで頭に入れたものもあるが、まだ覚えきれていなかったり、定着していないので骨の位置なども組み合わせて1日一個でも覚えていくようにする。

 

FB内容

時間をかける部分を明確に。体幹ストレッチでのメインは起立筋になるのでそこで時間を割けるように腹直筋などは時間使いすぎずにスムーズにできるように。

脊柱起立筋の範囲が少し狭かった。首のつまりの原因にもなるので、肩甲骨上角付近までたどって行う。

部位によって圧の強さがバラバラで強かったり弱かったりする。ペインスケールで強さは調整し、トリガーポイントは5秒〜30秒行えるように一手技に時間をかけすぎない。

棘上筋と僧帽筋上部の位置が混同しているので確認しておく

 

今日の疑問点・調べたこと

僧帽筋上部:鎖骨の内側後面

棘上筋:肩甲骨棘上窩の内側

肩峰からたどって肩甲骨上角くらいまでの位置に棘上筋、それより内側(首側)への触れ方は僧帽筋へのアプローチに変わる→目的が変わってくる。

 

カップリングモーション

身体の側屈を行った際に回旋も含まれる。

その際の胸椎と腰椎の回旋方向に違いがある。

胸椎は側屈方向と同方向に回旋するが、腰椎は側屈方向と反対方向に回旋する。

ゴルフや野球など身体のひねりがうまくできない、やりづらいという人がいればここがうまく機能していない考慮をすると、より身体の変化を感じてもらいやすくなり、トレーナー側も理論的に説明できる。

 

施術中に気になったこと、疑問点はメモするようにして自分で調べたり、質問して知識として蓄えられるように常にモノの捉え方の意識をしていきます。

10/15 研修

 

実施内容

体幹ストレッチ

前回の復習〜座位まで

 

現状課題

流れをまず覚える、仰向け〜うつ伏せ〜座位

また触れ方を変えるために起始停止を今一度1から確認する。

解剖の教科書で付着位置、起始停止を平面で覚え、実際付着の仕方を立体的に把握するためにアトラスで確認。

 

 

FB内容

ローカルチェックの仕方

腰椎の屈曲、伸展、回旋、側屈、

左右どちらの方がやりづらいのか→どこに伸張感、またはつまりを感じるのか→特にどこにアプローチをかけるのかを見定められるように確認。施術前と後で変化を感じてもらえるように受け手自身の認知もしてもらう。

 

棘下筋は肩からたどって下に位置するのでそこから触れていく。母子は圧が強くなるので四肢で触れる

 

棘上筋は肩甲骨の上部に位置するので、頭側に移動し、骨に引っかかるように当てていく

 

小円筋はでつまんで外側に剥がすように

 

三角筋後部は下から上に剥がすように行う(皮膚を滑らさないように)

 

上腕三頭筋三角筋を辿って上腕に到達した時点での裏。長頭から、外側、内側へ段階的に行う。痛みが強いことも多いので圧は弱めに。

 

広背筋は小円筋と同様に外側につまんでいく。

腕は身体に対しまっすぐにしたほうがつまみやすい。つまめるところまで行う

 

座位

腹斜筋は肋骨のカーブに沿って指を入れ込むように触れていく。

 

肋間筋 肋骨に指を添わせてスライドさせる

 

腰方形筋 起立筋の外側から身体の横から向かって指圧

 

棘下筋、棘上筋、三角筋前部

クラッチポジション(腕は腰あたりの低めで良い)を作り、走行に沿って指圧

 

三角筋前部は指圧か、つまんで剥がす

 

腰部起立筋、僧帽筋下部

屈曲側屈ポジションで手根で指圧し下に下げるようにしてストレッチも同時に行う

肩甲骨の下角から沿って

 

大円筋

両側ピンサーの要領

 

斜角筋 胸鎖乳突筋の裏から指圧していく

頚椎伸展を少しずつ促して実施する。

背中が丸まらないように自身の体で固定をしっかりする。

 

 

体幹は走行に沿って触れていく手技が多いので、まずは筋肉の付着位置を復習する。

ローテーターカフなど、筋肉が重なり合っているところも立体的に把握できるようにしていく。

せっかく研修の時間作ってもらっているので、基本的なところは自分で学習して、より繊細な部分のFBいただけるように来週の研修に備えます。